

このページでは、受賞チームの応募内容・
審査員総評・レシピをご紹介いたします。


「かつおの焼きびたし」は、福島県の「浜通り」と呼ばれる地域で親しまれてきた郷土料理であり、家庭料理として今なお食べ続けられている一品です。
魚料理は手間がかかると敬遠されがちですが、この料理は手軽に調理ができ、また生食用でないかつおや刺身の食べ残しなどを無駄なく活用する、サステナブルな工夫が施されています。地域で豊富に獲れる魚を、余すことなくいかに美味しく食べるか、という先人の知恵は、現代にも通じる大きな価値を持ちます。
スーパーでは産地を問わず様々な食材が手に入る時代ですが、昔から慣れ親しまれてきた地域の食材・料理として、世代を問わず引き継がれていく料理であってほしいと願っています。
醤油たっぷりのたれに漬け込む「かつおの焼きびたし」は、多少の鮮度が落ちた魚でも美味しく食べられる工夫が施されていますが、高塩分摂取が課題とされる時代に「積極的に継承すべき」とは断言しづらい側面があります。
そこで、市民の減塩意識向上と行動促進を目的に市役所の管理栄養士で構成された“ひとしおLab”が、郷土料理のリニューアルに取り組みました。私たちは「減塩しても美味しい」を活動のコンセプトとしており、本コンテストの趣旨に深く共感し応募に至りました。
「うま味調味料」の効果は減塩や調味の補助に留まらず、食材の美味しさを存分に引き出してくれる強力なアイテムです。
郷土料理が時代に合った形に変化していくことで、より永く地域に継承されていくものとなるよう、「郷土料理を美味しく減塩する」も今後の活動で展開しつつ、減塩の必要性とともに「うま味」の効果や役割についても次世代に伝えていきたいと考えています。










| A 伝統的なレシピ (1人分) |
B 減塩レシピ (うま味調味料不使用) (1人分) |
C 減塩レシピ (うま味調味料活用) (1人分) |
C 減塩レシピ (うま味調味料活用) 作りやすい分量 (2人分) |
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| 材料名 | 分量 | 塩分 (食塩相当量) |
分量 | 塩分 (食塩相当量) |
分量 | 塩分 (食塩相当量) |
分量 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 乾燥しいたけ | 2g | 2g | 4g | |||||
| しいたけの戻し汁 | 7.5g | 7.5g | 大さじ1 | |||||
| かつおの切り身 | 80g | 0.1g | 80g | 0.1g | 80g | 0.1g | 160g | |
| 水 | 75g | 3/4カップ | ||||||
| 低核酸系うま味調味料(A) | 0.1g | 0.03g | 2ふり(0.2g) | |||||
| 片栗粉 | 3.75g | 3.75g | 小さじ2・1/2 | |||||
| サラダ油 | 4.8g | 2.4g | 2.4g | 小さじ1強 | ||||
| ごま油 | 2.4g | 2.4g | 小さじ1強 | |||||
| たまねぎ | 25g | 25g | 25g | 50g | ||||
| 低核酸系うま味調味料(B) | 0.05g | 0.02g | 1ふり(0.1g) | |||||
| しょうが | 2.5g | 2.5g | 2.5g | 5g | ||||
| しょうゆ | 18g | 2.6 | 6g | 0.9g | 6g | 0.9g | 小さじ2 | |
| 砂糖 | 3g | 1.5g | 1.5g | 小さじ1 | ||||
| 酒 | 15g | 15g | 15g | 大さじ2 | ||||
| しそ | 1g | 1g | 1g | 2g | ||||
| かいわれ大根 | 2g | 2g | 4g | |||||
※うま味調味料は、低核酸系うま味調味料を使用。

〈伝統レシピの調理手順〉
①⑤乾燥しいたけ及びその戻し汁を活用し、調味液の重量調整並びに旨味の相乗効果を図った。
②伝統的な調理手順では魚を素焼き(素揚げ)にしていたが、調味液が染み込みやすいよう、片栗粉をまぶした。
③魚の風味付けにごま油を追加した。
⑥⑦伝統的な調理手順は、魚を調味液に漬け込む手法であったが、たまねぎ・しょうが・しいたけに味を染み込ませ、魚へ後がけをすることで、使用する調味液自体の減量を図った。
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