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でらうみゃあ! 長野県立大学健康発達学部食健康学科 調理学ゼミ

味噌煮込みうどん(愛知県)

味噌煮込みうどん(愛知県)

このページでは、受賞チームの応募内容・
審査員総評・レシピをご紹介いたします。

受賞者からのコメント

伝えていきたい
味噌煮込みうどん

味噌煮込みうどんの魅力は、土鍋で味わう独自の食文化にあります。保温性の高い土鍋により最後まで熱々で、食べ始めは芯の残る硬めの麺、食べ進めるにつれて柔らかな食感へと変化する点も楽しみの一つです。穴のない蓋を取り皿として使う工夫には、洗い物を減らすなど合理性を大切にする名古屋の文化が表れています。さらに、豆と塩のみで長期熟成された八丁味噌は、煮込んでも旨味が損なわれず、渋味や酸味のある奥深い味わいが特徴です。見た目ほど塩分が高くなく、抗酸化作用をもつメラノイジンも豊富で健康面も期待できます。家庭で具材を自由にアレンジできる点も含め、地域の文化と味を次世代へ伝えていきたいと考えました。

郷土料理の伝承と
うま味調味料の可能性

味噌煮込みうどんは、八丁味噌の濃厚なコクと、生麺をそのまま煮込むことで生まれる独特のコシが特徴の料理です。家族で土鍋を囲み、湯気とともに広がる味噌の香りを楽しみながら食べることで、自然と会話が生まれ、心と体が温まる団らんの時間をもたらします。私たちは、こうした伝統的なおいしさを大切にしながら、健康面にも配慮した減塩に挑戦しました。試作を重ね、八丁味噌とうま味調味料の最適なバランスを検討し、かつおだしと組み合わせることで、食塩相当量を1食3g未満に抑えつつ、うま味の相乗効果と深いコクを引き出しました。その結果、八丁味噌特有の渋みも和らぎ、より幅広い世代の方々に親しんでもらいやすい味に仕上がりました。うどん、味噌、鶏肉や卵、野菜などから多様な栄養素を摂取でき、PFCバランスも良好です。今後も減塩とおいしさを両立させた提案を通じて、郷土料理の継承とうま味調味料の可能性を広げていきたいと考えています。

審査員総評

  • 伝承性
  • 新世代へのフィット感
  • うま味調味料の活用度

受賞チームの味覚評価結果紹介

伝統的なレシピと減塩レシピ(うま味調味料活用)を比較すると減塩率54%伝統的なレシピと減塩レシピ(うま味調味料活用)を比較すると減塩率54%

うま味調味料の活用ポイント

おいしく減塩するために
工夫したところ

  • 味噌を半量にしてうま味調味料を加えることで塩味がまろやかになるようにし、八丁味噌のうま味を補った。
  • 官能検査の結果、うま味調味料を最初から加えておくより、仕上がりに加える方がよりうま味を強く感じたので、仕上がりにうま味調味料を加え、よりうま味が引き立つようにした。
  • かつおだしは食品成分表でかつお削り節を3%の量でとっているが、1%でとることで減塩し、うま味調味料を加えることで相乗効果を利用し、うま味を強くしておいしさをさらに引き立てた。

次世代に伝えていくために
工夫したところ

  • 渋みが苦手な人でもおいしく食べられるよう、うま味調味料を使用することで八丁味噌の渋みをおいしく感じる程度に緩和した。
  • うま味調味料によって、野菜(長ネギ)の甘さを引き出した。

うま味調味料の活用以外のポイント

おいしく減塩するために
工夫したところ

  • 減塩のため味噌を半分に減らした結果、伝統レシピのまま同量の甘味料を加えると甘味がくどくなったため、みりん・砂糖の量も半量にして味のバランスを良くした。

次世代に伝えていくために
工夫したところ

  • 伝統的なレシピで、ゆでうどんを使わず地粉から麵を打つレシピもあるが、家庭でも作りやすいように、入手しやすく短時間で調理可能なゆでうどんを使ったレシピを選択した。
  • 使用食材が少なく、入手が容易で材料を揃える手間がかからず手軽に作れるレシピにした。
  • 八丁味噌は水分が少なく硬いため、味噌こしを使用すると溶かしやすい。
  • 1品で満足感があり、3大栄養素をしっかり摂取できるレシピになっている。また、好きな具材を追加して好みの美味しさにアレンジすることも容易にできる。

材料

※うま味調味料は、低核酸系うま味調味料とを使い分けた。

作り方

  1. 鍋に水を沸騰させ、かつお削り節(1%)を入れ1~2分加熱して火を止める。約15分後に濾して、だしを取り、水量を4カップに調整する。
  2. 鶏もも肉は一口大に切る。
  3. しいたけ・かまぼこは薄切り、長ねぎは斜め切りにする。
  4. 八丁味噌・本みりん・砂糖を混ぜ合わせる。
  5. 鍋に①のだし入れて中火で煮立たせ、沸騰したら④の調味料を溶かし入れる。
  6. ②の鶏肉、③のしいたけを鍋に入れ、フタをして中火で4分ほど加熱する。
  7. ゆでうどんと③の長ねぎを加え、フタをして弱火で2分加熱する。
  8. 低核酸系うま味調味料を加え、ひと混ぜする。
  9. 卵を落として、卵が半熟になるまで煮る。
  10. かまぼこをのせて完成。
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