・味物質をキャッチ

私たちの口の中には、食べ物の味を受けとる
「味細胞」と呼ばれる細胞がたくさん存在しています。それは特に舌の表面に集中しています。
私たちの舌の表面を拡大してみると、ポツポツとした突起をたくさん見ることができます(図1)。この突起は
棘突起(きょくとっき)と呼ばれ物理的刺激に応答します。
この棘突起にまざってマッシュルームの様な形をした
茸状乳頭(しょうじょうにゅうとう)があり、この中に味覚を受けとめる
味蕾(みらい)が1個〜数個あります。舌根部には、
有郭乳頭(ゆうかくにゅうとう)と呼ばれるクレーター状の組織があり、両乳頭に舌全体の70%の味蕾が集中して存在します。舌後方の側面には、
葉状乳頭(ようじょうにゅうとう)があり味蕾が散在しています(図2・図3)。残りの
20〜30%の味蕾は、咽頭
(いんとう)、喉頭
(こうとう)、軟口蓋
(なんこうがい)の粘膜上皮などに存在しています。咽喉頭に散在する味蕾は、飲み込むときののど越しの味を感じるのに役立っていて、水のおいしさやビールののど越しは、この部分が応答するためだといわれています。